サラ金と闇金はどんなことが違うのかご存知ですか?

サラ金は「サラリーマン金融」の略。かつて個人向けの融資というのが広まり始めた頃、主に企業相手に融資をしていた銀行などと区別してこう呼ぶようになったのだとか。お勤めしているサラリーマンのための金融会社という意味なのですが、いつの頃からか「サラ金=怖い金貸し」というイメージもついて回るようになったため、当のサラ金業界が「サラ金」という呼び方は使わないで欲しいという声明を出すこともあった言葉です。

闇金は「闇金融」の略。「闇○○」という言葉には「非合法な○○」という意味が込められていることが多く、闇金は違法な金融業者(届出をしない非合法な業者)という意味で、法外な利息を設定していたり、取り立てや返済のさせ方も尋常ではない方法で利用者から搾れるだけ搾り取る業者というのが知られています。

俗に「サラ金」と呼ばれている会社は法律に基づいた届出をしている正規な貸金業者で、「闇金」とははっきりした線引きをすることができます。正規業者である以上は金利の設定や、やってはいけない取立ての方法などの決まりを守らなければいけないので、それらに違反したときには監督している役所から指導を受けたり処分を受けたりすることになります。

一方で「闇金」は存在そのものが違法なため、法律などおかまいなしに融資や取立てを行います。中には法律の範囲内で融資をする「ソフト闇金」なるものもありますが、決して良心的な優良会社ではありませんので錯覚しないようにしましょう。また、違法な業者との契約はそのものが無効なものですが、それを逆手にとって「闇金だから借りた後踏み倒そう」などという考えは持たないようにしてください。たまにそのような「ツワモノ」もいますが、決して誉められた行為ではないのですから。

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