あなたは大丈夫?お金を借りる時と返す時の心理の変化について考える

今現在、お金を借りている方や以前に融資を受けた経験のある方は、お金を借りるまで感じていた思いと、返済を始めてからの思いに違いは生まれなかったでしょうか。

実際にお金を借りることができたとき、急ぎであればあるほど、不慣れであればあるほど、ハードルが多ければ多いほど、「よかった」「助かった」「ありがたい」という思いを抱いたはずですが、いかがでしょうか。そして、その思いはどれほどの時間、思い続けていられたでしょうか。

お金を借りることができ、用事も済んだあとに残されるのが、借りたお金に利息をつけて返済することです。返済が長くなっていくと、契約できたときの思いとは別の、「勿体無いな」「1日くらい遅れても大丈夫だろう」「こっちは利息払ってやってるんだから」といった感情が芽生える方も残念ながらいるというのが正直なところです。

お金を借りるというのは自分が困ったときに、自分の信用だけを基にして行われる契約です。借り手にはあまり感じないことかもしれませんが、貸し手にとっては無担保で保証人もなくお金を貸すというのは非常にリスクの大きい商売でもあるのです。

できることなら契約前の困った状況を忘れることなく、「よかった」「助かった」「ありがたい」という気持ちを持ったまま、完済して契約を解消するまでを契約どおりに、誠意をもって返済していくように心がけていきたいものです。その気持ちを忘れて身勝手な延滞や無計画な借入れを繰り返していると、次にやって来る困ったときに「しまった!どうしよう」ということにもなりかねないのですから。

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