知っておきたいもしもの話~住宅ローンは相続して払い続けるもの?

働き盛りの間にマイホームを購入するには、住宅ローンは欠かせません。その金額は1,000万円を超えるのがザラで、2,000万、3,000万という借入れをされる方もいらっしゃるでしょう。そして、その返済期間は20年であったり30年であったりするわけです。しかし、ここでひとつの素朴な疑問が湧いてきます。「もし一家の大黒柱が住宅ローンの返済途中で死んでしまったら…」どうなるのでしょう?

多くの金融機関は住宅ローンを契約する条件に、「団信」という生命保険に加入することをあげています。この団信に加入することで、契約者に高度障害が発生したときや死亡したときの保険金が金融機関に支払われ、それによってローンも完済したことになるという仕組みです。

つまり、住宅ローンを組むためには収入や信用だけではなく、健康も契約の条件として必要だということになります。20代、30代の方にとっては健康などさほど気にしなくても問題ない事柄かもしれませんが、住宅ローンの契約は1回で済むとは限りません。40代、50代になったときに金利が大きく変動していることも十分に考えられ、住宅ローンの借り換えをすることも想定しておくべきなのです。そして、借り換え契約のときに、改めて健康状態が問われることになるかもしれないのです。40代以降になると様々な病名(糖尿病や高血圧症といった生活習慣病など)を診断される危険性が高くなります。そうならないためにも、住宅ローンと健康の関係はいつまでも忘れずにいたいものです。

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